たろうまるの株主優待で億り人

~目指せ社畜からの脱出・セミリタイア生活へ~

書籍紹介

巨大投資銀行 感想

投稿日:2018年2月11日 更新日:

スポンサードリンク

今回ご紹介するのは、黒木亮氏の長編大作「巨大投資銀行」です。この作品の特徴としては、作中の出来事の多くが実在の人物・法人・歴史になぞらえられており、登場人物のモデルもその多くが実在の人物となっています。黒木氏のこれまでの小説と同じように、物語はフィクションとノンフィクションが同じ時間軸で一緒に流れています。「何のために働くのか」そういった思いをお持ちの方には是非読んでもらいたい本です!

ちなみに巨大投資銀行は上下巻の構成となっています。

 

以前、黒木氏の本「アジアの隼」をご紹介しましたが、黒木氏の作品はグルーバルビジネスや金融の最前線を詳細な案件までとても具体的かつ丁寧に説明されています。

参考>>「年末年始に読んだ本 感想

また、どの主人公達もスケールの大きい仕事に従事していてとても勉強になります。

世界を動かすような大きな仕事をする者達について良く知ることができ、主人公達の視野の広さや考え方はとても参考になりますよ。

この作品もなかなかのボリュームがあるのですが、読みはじめたら止まらずにあっという間に読み終えてしまいました。



スポンサードリンク

あらすじ

米投資銀行とは何か。巨額の利益を吸い上げる“金融工場”の舞台裏では何が起きているのか――。バブル経済崩壊から今日に至るまでに、米・日金融戦争の最前線で繰り広げられた攻防を描いた経済小説。国際金融マンから作家に転身したという著者ならではの取材力で、ストーリーには実在する組織や史実が巧みに織り込まれている。

主人公は、米投資銀行での出世競争を勝ち抜きながらも、ついには祖国に戻り邦銀再生に立つ桂木英一。竜神宗一は、裁定取引(アービトラージ)で巨額の利ざやを稼ぐ伝説のディーラーだ。史実と重なる企業買収劇や経済事件の顛末はもちろん、事実報道のみではうかがい知れないであろう、当事者たちの心の内をも描き出していく。

 

登場人物や登場する企業は名前を一部変えてあるものの、ほぼ現実に存在する企業ばかりでとてもリアリティがあります。

金融用語でわからないことが多々ありましたが、それでもストーリーにぐいぐいと引き込まれていく面白さがあります。

 

主人公達

この小説では3人の登場人物が活躍します。

「桂木英一」

話のメインは「桂木英一」という人物です。

日本の都市銀行の銀行員として働いていましたが、人事のしがらみに疑問を抱き退職し、1985年米投資銀行のモルガン・スペンサーに入社します。

入社後は順調に成果を出していき、最終的にはマネージング・ダイレクター(パートナー)まで登りつめ、年収は数億円を貰うまでに。

そして、産業銀行の頭取から投資銀行業務本部長としての誘いがありこれを受けるも、金融再編成の荒波が押し寄せ、富士、一勧、興銀が合併するが、三行の縄張り争いの結果たすき掛け人事などによって組織から排斥されることになります。

 

「竜神宗一」

並行しているストーリーでは山一證券出身のソロモンでパートナーに上り詰めた竜神宗一(あだ名はソルト)が1980年代から2000年代にかけての活躍が描かれています。

恐らく竜神宗一のモデルは明神茂氏(あだ名はシュガー)。

竜神は米国で開発されたブラック・ショールズ・モデルに基づいた裁定取引により、まだまだ未成熟な当時の日本の金融市場の歪みを利用して莫大な利益を上げていくさまがとても爽快です。

カリスマとはこういった人物のことを言うのだな~と読みながら実感しましたね。

 

「藤崎」

藤崎は脇役でメインのストーリーとはあまり関係が無いのですが、いい味出しています。

バブル崩壊以降の日本の生保や信金などの金融機関に対して高度なデリバティブを駆使した損失先送り商品、ハイレバレッジ商品を売り込んでいきます。

しかし、藤崎は日本の金融機関に対して壊滅的な被害を及ぼしつつ米国金融機関に莫大な富をもたらす商品を売ることにとても葛藤しています。

愛国心の強い彼にとってはかなりの苦痛だったと思います。

また、物語の最後にりそなホールディングスの会長になる桂木へ宮沢賢治の詩を贈るというナイスガイです。

 

感想

投資銀行の世界を垣間見ることができ、とてもエキサイティングな内容でした。

投資銀行は日本企業と違って、やはり完全な実力勝負の世界ですね。

そして、やはり欧米は狩猟民族の文化が企業にもあって、容赦なく敵(日本企業)を叩き潰す姿勢があります。

また、投資銀行で生き残っていくための心得の一部を紹介してくれています。

以下は桂木が面接の際にホウズィアという人物から質問されたシーンで

「お前は朝起きてまず何をする?」

「俺は朝起きて、顔を洗ったりメシを食べたりしながら、今日一日俺はどんなことをして、どんな展開になるかをすべてアンティシペート(予想)する。」

「そうするとだな、全身にアドレナリンが流れて、だんだんと興奮してくる」

「その興奮状態で会社に行って仕事に取っかかる。それがインベストメント・バンクで生き残っていく道だ」

私が朝考えていることと言えば、「どうやって仕事をさぼろうかな~」てことくらいですかね(笑)

私は性格的に相当なプレッシャーのある投資銀行で働くのは厳しいかな~と読みながら思っていたのですが、年棒が数千万円というのを見ると正直憧れます。

これぐらいの年棒が貰えるのであればちょっと頑張れるかも(笑)

でもやっぱりちょっと住む世界が違う感じがありますね。

まあそこがまた現実逃避をすることができていいのかもしれませんがね!

しかし、主人公の桂木にはとても感情移入することができます。

なぜなのか。

それは、日本の組織の体制や理不尽な仕事に苦しみ、そして、米国の投資銀行で働くことによる後ろめたさを感じながら仕事をしているからです。

「何のために働くのか」

実際、お金のために働くという人が多いとは思います。(私はそうです)

しかし、主人公の桂木のように「日本のために働く」、こうしたスケールの大きな思いを抱きながら仕事ができると仕事も楽しいでしょうし充実感もあるでしょうね。

金融知識を身につけたい人も、仕事に対するやりがいや投資銀行の世界を知りたい人にもお勧めです。

 

ちなみに、巨大投資銀行の上巻は「Prime Reading」で無料で読むことができます。

今回、私が利用した「Prime Reading」というKindle本が読み放題というサービスはAmazonプライム会員になると利用できます。

Amazonプライム会員は正直メリットまみれなので、まだの方はぜひ登録してみてくださいね!

年間3900円(税込)で利用することができますよ!

Amazonプライム会員登録はこちら

「巨大投資銀行」オススメです!

転職するなら!

全国3000万人の社畜・社畜予備軍の同胞に贈る渾身の記事となっております。

ぜひご覧ください!

【厳選】転職の悩みを相談するなら?おすすめの転職エージェント3選

では!

【ランキング参加中です!】

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 株ブログ 株主優待へ
にほんブログ村


株主優待 ブログランキングへ

-書籍紹介

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Sponsered Link

スポンサードリンク

たろうまる愛用のレンタルサーバーはこちら!
充実のブログライフをあなたに!